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自然な味覚のあり方とは?五感食のススメ!について

 

【このページでお伝えする内容】

 


●食べものを口に入れること、その重大さが分かる!
●味覚は4つに分類される!?味覚が発する静かなメッセージが分かる!
●味覚を磨けばもうダマされない。おいしさのイミとわけとが分かる!

 




“苦くても体に良いから残さないで全部食べなさい!"



私たちはそのようにいわれてきました。嫌いなものでも無理してたべる。泣きながら噛まずに飲み込んだ日のことを思い出します。


苦くても食べる。マズくても食べる。


でもそれは本当に体によいのでしょうか?果たしてそれが本当に自然な食べ方といえるのでしょうか?


「味覚」の自然をひも解くことで考えてみましょう。


例えば、犬の場合・・・。


食べられるものかどうかを、臭いで判断しています。万一、毒だったら取り返しのつかないことにもなりかねないからです。犬は鋭い嗅覚と自らの経験とを頼りに、消化器官に送るかどうかを判断しているわけなのです。


そんな姿を見るたびに、食べるとは命がけの行為なんだなぁと感じるのです。


臭いで見分けるなんて「犬はすごいなぁ」と思うかも知れません。でもそれは、私たちにも本来的に備わっているのです。見たことも、聞いたこともないものを食べるといった場面で考えてみましょう。


未知のものに対して私たちは警戒します。まずはじっと眺めることで判断を加えます。さまざまな角度から見つめ、色、形、大きさなどの「視覚」による試験を行うわけなのです。


視覚による試験に合格すると次は「触覚」。実際に手に取り、触れてみることで判断を加えていきます。手触りはどうなのか、重さはどんな感じか、これらを確認しようとするはずです。


触覚もOK、すると今度は臭いです。自分の知っている臭いと比べてどうなのか、食べられそうなのか、「嗅覚」で判断しようとするのです。


ここまですべて合格。次は最後の砦、味覚による試験です。これはまさしく最終試験、胃袋に送るかどうかの最終ジャッジは「味覚」に委ねられるのです。


食べるとは「視覚・触覚・嗅覚・味覚」、五感のうちの四つを動員して行われます。つまり何重にもわたる、厳重なガードをくぐり抜けたものだけが口に運ばれているといえるのです。


味覚はいくつかに分類できます。有名なのはドイツの心理学者H・へニングの4分類です。「甘・塩・酸・苦」、それぞれの特性を眺めると、面白いことが分かってくるのです。


「甘味」は炭淡水化物の象徴、体にとってはエネルギー源として認識されます。「塩味」に必要なミネラルバランスの供給源として、「酸」は新陳代謝の象徴として。そして「苦味毒への警告として、このように説明されるわけなのです。そして私たちの味覚は、甘味と塩味に対してガードがゆるく、酸味と苦味に対しては厳重な警戒網が敷かれています。


このように体は味覚を通じて必要なメッセージを私たちに発してくれているのです。それではなぜ酸味と苦味に対しては防御力が高いのでしょうか?


答えはリスクがあるからです。危険があるからこそ警戒しているわけなのです。


まず酸味ですが、これは腐敗のサインを意味します。万一、腐ったものを食べてしまえば大変です。そのおぞましさを思えば「怪しきは疑う」、これが大原則。だから厳重に警戒しているわけなのです。


でもそれ以上に厳重なのが「苦味」。探知するレセプターは約30種類も備わっているといわれます。わずかな苦味も逃さない、そうした体の意志を見るかのようです。自然な体は、苦味をリスクあるものとして判別する。


実際に子供に苦いクスリを飲ませよう思えば泣き叫んだり、暴れたり、全身を使って拒絶しようとする。このことからも分かると思います。


「良薬口に苦し」、私たちはそのように教えられてきました。もし“体に良い”とかいわれなければ、苦いものを食べようとはしないはずです。自然な味覚はその侵入を拒もうとするはずです。それは知識でむりやり抑え込む行為といえるかもしれません。


生き物のルールは食べていいものといけないものとを、きちんと見分ける力が本来的に備わっているのです。


賞味期限を見なければ食べられるかどうかが分からない。ちょっとした症状でも医者に相談しなければ不安でたまらない。“体によい”とテレビでいわれれば、無条件に信じ込む。本来の食を見つめることなく、手っ取り早くサプリメントに手を伸ばす。


私たちは自らの感覚よりも、誰かが言ったことや常識に判断を委ねているケースが多いわけなのです。


私たちの「五感」守るための大切な防御機関でもあります。ナチュラル・ライフとは、体と心の自然な要求に従っていく暮らし方です。それは答えを医者やクスリといった自分以外の「外」に答えを求めるのではなく、自らの「内」に求める行為といえます。


もっと自分の体が発するメッセージに耳を傾けたいものですね。今回は「自然な味覚」のあり方について考えてみました。


■参考文献
『感性の起源―ヒトはなぜ苦いものが好きになったか』都甲 潔著 中公新書刊 




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